BELLRING少女ハート2ndワンマンライブ 〜ステッピング・ストーン〜

ベルハーのライブは約1ヶ月ぶり。その間にTiraが来日?帰国?しており、おれがベルハーを観始めたころにはすでに台湾に戻ってしまった後だったので、Tiraがいるベルハーを観るのは初めて。この子がいるだけで雰囲気ががらりと変わるんだな。
これはあくまでも個人的な妄想だけれども、誤解を恐れずにいえば、ベルハーは存在自体がいかがわしい。退廃的とか背徳的という意味ではなくて、言うなれば背教的なところ。それもキリスト教的に。べつに曲や歌詞、パフォーマンスにそういう含みがあるわけではないんだけど、そのような印象を抱くのはあの漆黒のステージ衣装が大いに影響しているのだと思う。佐藤史生の傑作短編「レギオン」で、ルシフェルが冥界の果物を食して純白の天使から漆黒の堕天使と化してしまった、まさにそのイメージの体現。
それが、Tiraが加わることで変化が現れて、ある意味健康的な雰囲気になっていた。これからもパーマネントにライブに参加するのかどうかは知らないけれども、これはこれでいいんじゃないだろうか。
まあとにかく、今日のワンマンはとてもよかった。サポートの「BELLRING中年ハート」がもうコテコテにメロウでアーバンでスクエアで面白かったし、HELクライムも参加した途中の寸劇も面白かった。気がつけば約3時間半、あっという間。新曲もいくつか聴けたし、きっともうすぐ出るであろうアルバムにも期待だ。