ゆるめるモ! 2014:A Space Odyssey On Liquid RooMo! 〜リキッドルーモ!号で行く、2014年宇宙の旅〜

直前まで当日券があるとアナウンスしていたのでそんなに埋らないのかなあと思ってたら、満員じゃないか。
会場に入ると、すでに掟ポルシェがDJを回していた。Ultravox、Frank Chickens、Jimmy Somervilleなどモロに80年代UKニューウェイヴからKlaus Nomi、Kraftwerkとジャーマンへ。鉄板すぎて面白いし、この時代でこの流れだと自然とトランスセクシュアルになるんだなあと思った。
開演時間の18時ちょうどにゆるめるモ!が登場してライブ開始。最初から全員のスイッチが入っているのをひしひしと感じたし、箱庭の室内楽の演奏も素晴らしい。そしてみんな歌が上手くなってるぞ。今日のように長丁場のライブは「箱めるモ!」以来約半年ぶりだったけど、そのときから格段に進歩している。
今日で卒業する、ゆざらすの挨拶やお母さんからの手紙の朗読などを挟んで、基本的に約3時間のがっつりライブ。今までに発表した曲をすべてやったけど、中だるみなし。もちろん捨て曲などない。「SWEET ESCAPE」ではJOJO広重が参加することで、クラウト・ロックの再解釈などではなく、なんかもう形容のしようがない今まで聴いたこともない音楽へと変貌をとげていた。Miamiとの「白玉ディスコ」の共演もよかった。
基本的にゆるめるモ!はサイケな匂いがしないのだけど、今日は自分たちでバンドを編成して新曲を2曲披露していて、これが不思議なことにサイケな雰囲気がそこはかとなく漂っていた。ももぴとようなぴのリズム隊もなかなか安定していてよかったなあ。
ゆみこーんが欠席したのが残念だけど、先日の生誕祭のときのように「生きろ!!」のMVゆみこーんバージョンで参加していた。前述のようにゆいざらすは今日で卒業だったけど、妙に湿っぽくならないのがゆるめるモ!らしくていい。
もうとにかく大満足だ。