シアターシュリンプ 第一回公演『エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート』

演劇なんて何年ぶりだろう。
もちろん全公演応募したけど千秋楽だけ当選した。席も端だけど前から4列目で、舞台がよく見えた。
出だしの真山の「イン?」「マホン」というたった二言で、この芝居がどういうジャンルのもので、予想される展開はこうで、さらに真山のキャラクターはこうである、という説明をさらりとしてしまう。この時点で、ああこの芝居はリラックスして楽しく観ることができるんだなあという安心感が生まれた。
冒頭の演劇部の芝居では、美怜とりななんの表情による演技が秀逸。何気ない台詞が後のギャグに繋がってるし、エビ中メンバーの性格や雰囲気も活かされていて、脚本もとてもよかった。『ロボサン』でもエビ中との相性はバッチリだったものなあ。
前述の真山の残念さや、りったんの腹黒キャラ、彩花のあっけらかんとしたところ、ひなたのキレ、ぽーちゃんの振り回わされぶり、ぁぃぁぃの職人芸的な演技、美怜の本来の性格とは(たぶん)真逆の独特の間、りななんの美貌とコメディエンヌぶりのギャップ、いずれも素晴らしい。普段あれだけのライブをこなしているから、身体の動きと発声は申し分ない。
この芝居がたかが数千人の記憶に留まるのは実に惜しい、ぜひ円盤化を、と思ったらやはり円盤化されるそう。絶対に買う。そして第二回もぜひ。